背景デザイン

BACKGROUND DESIGN

背景は世界そのもの。
キャラクターの活躍する舞台を提供します。

私達は”全てのプレイヤーがゲーム世界に興味深く入り込める”そんな背景を目指し制作しています。
その為にいくつもの工夫を盛り込み、異世界でありながらリアルな空間、
あたかもその場にいるような感覚、ゲームを楽しく遊んでもらう為に、
常にハイクオリティーを追求しています。

制作過程
イメージ画や資料を基に、全体の構成を考えながら地面や建物、小物類の制作を行います。
マップ上では色んな場所に行き来できる為、制作時には、どの角度から見ても見栄えの効く形状になるよう心掛けています。
テクスチャ制作では、カメラからの距離によって、扱う解像度も変動する為、何処に重点を置くのか、バランスを考え描き分ける事も、大事なポイントにしています。 
また、テクスチャーだけでは補えきれない所には、頂点カラーでの色付け、ループテクスチャの抑え等、ブラッシュアップを兼ねて詰めていきます。
これら全て、処理負荷が掛からぬよう考慮しながら作り進める事も、背景デザイナーには必要なスキルです。
  • 街の風景は、各種モデルやオブジェクトの集合体です。

    街の風景は、各種モデルやオブジェクトの集合体です。

  • 建物オブジェクトの一例。

    建物オブジェクトの一例。

  • bテクスチャーの一例。

    テクスチャーの一例。

演出
最後はライトやフォグ、エフェクト等の、演出周りのセッティングです。
温もり、冷たさ、ギラついた太陽の日差し、暗く先の見えない不気味さ…などなど、それらをドラマチックに演出するのも背景デザイナーの役割です。
天候や、一日の流れにおける光と影の移り変わりは、人が普段から目にしている事です。
ここに拘り詰める事により、マップに空気感が得られ、ユーザーはより自然と世界に入り込んで行けます。
  • 環境エフェクトによって雰囲気が一変します。

    環境エフェクトによって雰囲気が一変します。

2D背景
制作するゲームによっては、3Dではなく2D背景も制作します。
イラストツールで直接描く事もあれば、3Dモデルからレンダリングを経て制作する場合もあります。
前者は手描きの風合いが残り、柔らかみのある画を仕上げるのに適していますが、後者はリアルな高低差や奥行き感を出せる手法として用いることが多いです。
そのゲームに見合った方法を選ぶ事も重要ですね!
  • 3Dモデルを参考に、手描きで背景を描き込みます。

    3Dモデルを参考に、手描きで背景を描き込みます。